aloha9870’s blog

引用http://home.att.ne.jp/theta/mo/you/

『養生訓』養生を害するもの


13 養生を害するもの

食べ過ぎ、色欲に狂う、過労などは、身体によくない。また遊びすぎたり、睡眠を長くとることは、気力をなくすことになる。身体によくないことや、気力をなくすことは、養生をするものにとっては、してはいけないこと

 

 最近では過労死やブラック企業など人々の働き方に対して多くの疑問や怒りが社会問題となってきました。

著者も言う通り過労は養生の部分では負となる部分であると言われてます。

 では、皆さんは休日はどのような過ごし方を送られてますか?

いつも朝が早く寝不足だからいっぱい寝る人や休みの前日に夜遅くまで起きて趣味や遊びに時間を使われる方が多くだと思われます。

養生訓では、この休日の過ごし方が気力をあげる部分になると考えられてます。

上記の過ごし方は気力をなくし生活のモチベーションを下げる要因になると考えられてます。

サザエさんを見ると鬱になる方や月曜日が自殺者が多いのは少ない自分の時間で気力のコントロールができてない部分が多いともこの文を読む限り可能性が高いと思われます。

休日の過ごし方がこれからの生き方や生活に大きくかかわるのではないでしょうか?

 

『養生訓』嗜食と忍

嗜食というのは、音を聴き、飲食をし、身体が色を好むという人間の欲望のことである。欲望のおもむくままに生活をすれば、身体に悪い影響を与える。欲望を抑えることは、善につながることである。養生とは欲を抑えて「忍」の文字を大切にすることである。

 

人間の3大欲求は、食欲 性欲 睡眠欲である。

その中の1つの食欲に今回は触れている

人間この3大欲求は生理現象と同じで普通の人間ならば当たり前ことだと私は考えてる。

だが、著者は嗜食という言葉を使っている。

では、この嗜食とは一体どういう食べ物こと言うのか?

広辞苑などには嗜食は、習慣的に、また好んで食べること。と記載されている

私自身肉や甘い物など時に口にすることがあるが、毎日デザートしか食べないということは無い。

この著者の考えとしては、嗜食を許してしまった時点で全体のバランスが崩れ病に犯される元凶となると言いたいと考える。

 

嗜食は1つの例に過ぎないということだ

重要なのは自らの欲を1つでも過剰に許してしまうことが大きな過ちに繋がると考えてる。

 

養生訓 『内なる欲望と外なる邪気』

健康法の第一は、体を損なう原因をはぶくことにある。その原因は体の内にあるものと外から入ってくるものがある。
体の内にあるものは、自分自身の欲望を押さえられないことによるものがある。外から入ってくるものは、環境によるものである。
自分の欲望のまま生活しないことや、環境の変化にたいして常に注意していれば、健康で元気に暮らせ、病気にかかることもなく寿命をまっとうできる。(原文抜粋)

 

よく、日頃ながら運動してたら風邪や熱を引いてもすぐ治る健康的な体になれるよ、なんて事をいいますね。

ですが、養生訓の教えから見れば

本当の健康とは、まず病気にかからない体という事です。

この時点で人々の健康の考え方は全く違います。

欲望は内からの病気の原因になるとこの本では書かれている。ここで言う内とは精神的なものから来る病気だと考える。

欲望のままに生きるいうのは現代でいうと暴飲暴食や生活リズムが、不安定など自分自身まず、律せない所から内の病気に繋がるとここには書いてある。

 

環境もそうだ、環境が変われば周りも変わりそして、自分自身も変わってくる

なので内の部分にも変化が見られると考えられる。

だが、環境の変化常日頃注意していればどんな環境でも大病なく過ごせると著者は考えてる

 

まず、我々がしなければいけないのは3食しっかり食べて早寝早起きなどの当たり前の習慣を見直す所が重要なのかも知れない

 

「養生訓」養生の術

 万の事をつとめてやまざれば、必ずしるしあり。たとえば、春たねをまきて夏よく養へ

ば、必ず秋ありて、なりはひ多きが如し。

もし養生の術をつとめまなんで、久しく行くはば、身つよく病なくして、天年をたもち、長生を得て、久しく楽しまんこと、必然のしるしあるべし。この理うたがふべからず。

 

 簡単に要約すると身体に気をつければ、寿命まで健康体で過ごせると言う事を述べてる。

だが、この至極当然の事が果たして現代の人々はこの言葉通りの生活を送れてる人は一体どの位の人数なのか?

 

 コンビニ弁当や長時間のパソコン作業など

著者がいた時代とは大きく変化している

このように環境が便利になった時代だが、今現在、東京などの都心部で泳げる川や海こども達が遊べる広場公園など日常に溢れてた運動する機会すら絶滅に近い状態となっている

 

まずは、自らの身体と真剣に向き合う事がこの養生の術を遂行する事の一歩となるのではないでしょうか?